包丁 (・∀・)イイネ!!
『そば屋の旦那衆むかし語り』 藤村 和夫 編著から
第二部第二章 旦那衆昔語りの そば屋今は昔 芝巴町・砂場 萩原長康氏の項
包丁を 引用します
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包丁はいつもの通り変わりありませんね。
そばの太さも、昔はそば粉粒子が粗いので、太打ち、中打ち、細打ち等、
粉に合った太さにしたもんです。
今のように粒子が細かいと、どうにでも打てますね。
昔の職人気質のせいか、どうも今はやりの手打ちそばといって売っている、
太いの、細いのの混じったそばなんぞ、そば屋として失格だと思うな。
お客様から「銭」もらう価値あるものなら当たり前だが、
対価として失格の物なら銭を帰してやるのが当たり前だよ。そうだろう。
銭もらうプロなら。機械と同じように太さ細さ同じように
切れるようになるまで修行することだ。
太いの細いのの混じったそばを茹でれば、片方は煮えすぎ、片方は生煮え、
そんなまずいそばを売るなんて商売人のすることじゃねえーよ。
職人として、経営者として、またプロとして、プライドを持ってほしいね。
山家のカーチャンがご馳走してくれるそばなら愛嬌があるが、
プロとして稼業としている者の恥だよ。
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