一閑人 静岡県富士宮市 十割蕎麦の店 ⑩
ここまで来れば 惜しむらくも昨年閉店の こばやしも近かった。
現在、蕎麦屋巡礼の旅では ついつい未訪問のお店に目が行く。
巡礼は ある意味 苦行であることを忘れたらアカン
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見ごろの芝桜から10分ぐらい 国道から 少し入る
もう一つ20cmぐらいの臼があるそうだが・・見えない。
玄挽きせいろ
=皮のえぐみ と荒々しい舌さわりを楽しんでくださいと、、
確かにえぐみあります。よく磨かれていないと臭みも。
管理が悪いと 酸っぱさもある。
もう売り切れ閉店かなと思う時刻 まだ 行列ができていた。
円いのがせいろ 生粉打ち(十割)
四角いのが 玄挽き 十割と表示がない=つなぎ有
どちらも 微粉で硬い打ち方
久しぶりに 切り揃えや長さもベストな蕎麦である 素晴らしい!
流石に 店主の言われる 江戸蕎麦?
((+_+)) ツッコミどころ満載の記述ではあるが 見ない事に(笑)
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粉の話を一つ
粉の粒度を表すのが メッシュ
1インチに どれぐらいの隙間があるかという 網の基準
石臼で 蕎麦の実を挽くと 細かい粉から 粒のような大きな粉ができる
大きな粒は 蕎麦の径の問題で 繋げることが出来ない 仕方ないので更に挽いて 細かくするか 使わない。
20メッシュの篩を通った粉でも ぎりぎり通った粒も
楽々 通った粒も 全部合わせて 20メッシュの粉となる。
60メッシュの粉は 当然 20メッシュの篩を通るから
ゆえに 60メッシュの粉は 20メッシュで篩ったとも言えてしまう。
不幸なことに
通常 80メッシュでせいろを出している店で
50メッシュで篩った粉でも 比較として 粗挽きと言っている。
更に 不幸なことに
50cmとかの大きな石臼で挽くと 誰でも打てる十割に都合の良い 微粉ばかりの粉が出来てしまう。