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ボルトで 上臼を浮かせる方法は 前回の記事です。
実際に その効果を 粉を挽いて確認
臼の回転数は同じ 15回転毎分 実の供給は 自然供給
蕎麦の実は 福井ヌキミ
・・・① 上臼を浮かせず粉挽き・・・
100g 約2分(120秒)投入終了
20上 15%
20-30 22%
30-50 21%
50下 42%
・・・② 90度ねじ込んで 臼を浮かせる・・・
M12のボルトのピッチは 1.75mm
故に 0.44mm上臼が浮いている計算です。
100g 約 1分40秒(100秒)で 投入終了
20上 30% (15)
20-30 25% (22)
30-50 12% (21)
50下 32% (42)
( )内は 臼を浮かさない時)
一部 上臼の溝に 粉が入っていない部分が見える
・・・③ 180度 ねじ込んで 更に 臼を浮かせる・・
M12ボルトのピッチは 1.75mmなので
0.88mm臼が浮いている計算
100gが 30秒で 投入終了
20上 68% (15・・・30)
20-30 10% (22・・・25)
30-50 6% (21・・・12)
50下 16% (42・・・32)
( )内は それぞれ 浮かせない時 0.44mm浮かせた時
上臼の 溝には ほぼ 粉が入ってない
下臼には 摺り合せ部分にも 粉が乗っている
20上の粉なの量を比較の為並べる
全ての 篩分けた粉を並べてみました。
通常 上臼は 下臼に乗っかっている。
実証的に・・・
蕎麦の実を投入すると 上臼と下臼の間に 粉の層が出来て 多少は 上臼が浮く
粉になる前の実を 多く投入すると 実の層が 上臼を押し上げる(浮かせる)
故に・・・
単純に 少量ずつ実を投入すると 少しづつ粉になって 上臼と下臼の隙間は
狭いため(臼が浮かない) 細かい粉が多くできる
逆に 多く投入すると 上臼と下臼の隙間が 大きくなり(臼が浮く)
粉になる前に 排出されて 粗い粉が多くなる
・・欲しい粒度の粉は 実の投入である程度調整が可能です。
しかし・・
玄蕎麦は 黒い皮があり 実の直径も ヌキミより 鬼皮の部分だけ大きい
また 鬼皮は硬いために 上手く押しつぶせないと 上臼を 強く押し上げる力が働く
ヌキミ用に 作成した 石臼は 玄蕎麦の上記性質から
上手く粉に出来ない。
上臼を下臼に乗っけているだけでなく 下臼と上臼の隙間を
あたかも 2台の違う石臼のように 調整できないだろうか?
5号自作臼の 中央を 下臼の軸の頭の位置まで 貫通させる。
こんな ボルトを 上臼の上から 軸まで通して
モーターからの 軸に 上臼を載せて
ボルトを 回転させて 長さを調整=締めこんだ分だけ臼が浮く
下↓ 大きくボルトを締めこむと 上臼と下臼の隙間を作れる
(判りやすいように 多めに締めこんだところ)
隙間を ボルトの締め込みで 調整できる装置です。
こんな仕組みを作ってみました。
もっと 精密な加工を考えれば・・
昔、石臼で 鬼皮を剥いていたときのような臼にも使えるかな?
実験してみたいが 玄蕎麦が無いのであった(泣)
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